100万円が12.8億円に!?─エヌビディアから見る株式投資の夢 ('25/7/21号)

米国の半導体大手 NVIDIA(エヌビディア) が、2025年6月、時価総額4兆ドル(約585兆円) を突破し、世界の株式市場に衝撃を与えました。これは世界の上場企業で初の快挙です。

時価総額とは、企業が発行している株式の合計額を示すもので、企業の「今の市場価値」を表す指標です。

この585兆円という金額、どれほど大きいかというと…

比較対象金額備考
エヌビディア時価総額約585兆円2025年6月時点
日本の流動性預金残高約570兆円2024年末、日本銀行統計より
日本の国家予算約115兆円2025年度

つまり、エヌビディア1社の価値が日本人全体の預金とほぼ同じであり、国家予算の約5倍という信じられない規模なのです。


もし20年前にエヌビディアに投資していたら?

さらに驚くのが、エヌビディアの株価の成長です。
過去20年(2005年〜2025年)で、同社の株価は約1,280倍にもなっています。

例えば、2005年に100万円分のエヌビディア株を買っていた場合…

株価投資額現在価値(為替加味)
2005年約2ドル100万円約12.8億円


この20年間、リーマンショック、コロナ、半導体不足など幾多の荒波を乗り越えながらも、エヌビディアはAI・GPUの成長を追い風に飛躍を遂げました。


成長企業への長期投資の魅力

この事例は、成長性のある企業に長期的に投資することの可能性を物語っています。
もちろんすべての企業がエヌビディアのように成長するとは限りませんが、テクノロジー分野、特にAIや半導体は、今後も注目される領域です。

株式投資は短期のギャンブルではなく、「未来の変化に賭ける長期的な信念」とも言えるかもしれませんね!