今年も「暑い夏」がやってくる!正しいエアコンの使い方で快適&節電! ('25/6/2号)
気象庁の最新の発表(2025年5月20日)によると、今年の夏は平年よりも気温が高く、今年も猛暑が予想されます。
2021年以降は熱中症による救急搬送件数や死亡事故が増加傾向にあり、気温上昇とともに健康リスクも高まっています。夏場の体調管理には、これまで以上の注意が必要です。
暑さ対策として欠かせない存在といえば、やはりエアコン。ですが、「なんとなく」使っていませんか?
実は、エアコンの使い方を少し工夫するだけで、電気代を抑えつつ、より効率的に室内を快適に保つことができるのです。

1. 設定温度より「風量」に注目
「もう少し涼しくしたい」と思った時、ついリモコンで温度を1℃下げてしまいがちですよね。
しかし実は、設定温度を下げるよりも、風量を「強」にするほうが節電効果が高いのです。
エアコンの消費電力は、温度を1℃下げると大きく増加しますが、風量を強めるだけならそのおよそ半分程度の電力で済みます。
ちょっとした違いですが、積み重ねれば大きな節約につながります。
2. 風向きは「斜め下」より「水平」!
風の向き設定にも注目してみましょう。エアコンの冷風は冷たい空気なので、自然に下へと流れていきます。
そのため、風向きをあえて「斜め下」にするより、「水平」に設定した方が部屋全体に空気が循環しやすく、冷却効率が上がるのです。
結果として、より少ない電力で涼しさを得られるようになります。
3. つけっぱなしにするなら「自動」運転がおすすめ
暑い時間帯が長くなると、エアコンをつけっぱなしにするご家庭も多いかもしれません。その際にポイントとなるのが運転モードの選び方。
意外に思われるかもしれませんが、「弱」運転よりも「自動」運転のほうが消費電力を抑えられる場合があります。
エアコンは設定温度を保つために冷房と送風を自動で切り替えるため、結果として最大で約3割ほど電力を削減できることもあるのです。
これらの工夫を意識することで、今年の暑い夏を快適かつ経済的に乗り切ることができます。
エアコンを賢く使って、健康にもお財布にも優しい夏を過ごしましょう!
