アメリカの超富裕層たち ('25/4/28号)

今回は、アメリカで深刻化している「貧富の差」について、そしてその中でも一握りの超富裕層の驚きの実態についてご紹介します。

アメリカで広がる貧富の格差

アメリカでは、ここ数年、貧富の差がますます拡大し、大きな社会問題となっています。

その象徴的なデータのひとつが、ホームレスの割合。なんと、アメリカのホームレスの割合は、日本と比べて300倍以上にもなるのです。

豊かな国と言われる一方で、生活基盤すら持てない人がこれほど多い現実には、改めて驚かされます。

超富裕層はますますリッチに!

そんな中、最上位層にあたる超富裕層たちは、さらに圧倒的なスピードで資産を増やし続けています。2024年、アメリカで最も裕福なわずか19世帯だけで、なんと**年間1兆ドル(日本円で約143兆円)**もの資産を増やしたそうです。

どれくらいすごいかというと、参考までに、2023年度に日本が記録した過去最高の税収73.4兆円。この19世帯は、それを軽く2倍近く上回る資産を、たった1年で築き上げたことになります。まさにケタ違いの世界です。

さらに、この19世帯だけで、アメリカ全世帯が保有する家計資産の**約2%**を占めているとも言われています。アメリカは3億人以上の人口を抱える大国ですが、その中のたった19世帯でこれだけの富を独占しているというのは、まさに驚愕の事実です。

超富裕層たちに共通する「資産運用」の力

では、なぜ彼らはここまで富を築くことができるのでしょうか?

答えはシンプルです。
**「お金に働いてもらっている」**から。

つまり、彼らはただ単にお金を貯めるのではなく、資産運用によってお金をどんどん増やしているのです。しかも、それは一攫千金を狙った投機的なやり方ではありません。長期的な視点で堅実に投資を行い、リスクを抑えながら着実に資産を積み上げているのです。

これは、私たち一般の人にも参考になる大事なポイントですね。地道にコツコツと「正しい資産運用」を続けることこそが、将来的な豊かさにつながるということを、彼らの姿が教えてくれます。

資産運用と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、今は新NISAやiDeCoを始めとする「少額から始められる資産運用」もたくさんあります。まずは小さな一歩を踏み出してみることが、未来の自分のために重要かもしれません。